8月29日17時1分配信 夕刊フジ
藍ちゃんのお兄ちゃんは、日本一のホスト−。30日に開幕する「第35回フジサンケイクラシック」(山梨・富士桜CC=7427ヤード、パー71)で、注目の石川遼(15=杉並学院高1年)と予選ラウンド同組になった宮里優作。データ上、石川と同組は“凶兆”だが、イヤな顔を見せず、ひとまわり年下のハニカミ王子にエールを送っている。
「誰かが(一緒に)回らないといけないし…。けど、対決を楽しみにしていた宮本(勝昌)さんかと思ってたんですよ。何でボクが? ボクでいいんですかね?」
石川と同組になった優作の反応は正直だった。昨年11月の「カシオワールド」で怪物少女ミシェル・ウィーと予選同組になり、今年4月の「中日クラウンズ」でもハワイの日系高校生タッド・フジカワと予選同組になった。このところなぜか、注目の高校生は皆、優作が相手をしている。
アマ時代にプロツアーで2位に入るなど「日本最強アマチュア」として名を売ったこともあり、優作は「若い選手と回る機会は少ないし、人気売り出し中でギャラリーもたくさん入ると思うのでワクワクしますね」と、来るものは拒まない。だが、冒頭の反応通り、内心は複雑だろう。
カシオワールドでは、100位予選落ちしたウィーの乱調に2日間付き合わされる形で伸び悩み、イーブンパー52位でギリギリの予選通過(最終成績は21位)。中日クラウンズでは、2日間で13オーバー87位とし、10オーバー69位のフジカワとともに予選落ちしている。優作本人の成績が良くないばかりか、相手はそろって予選落ちし、良い記憶はないのだ。
しかも今回は、「ボクは自分のゴルフに集中するだけ。石川君? 大丈夫でしょう。勝ってるから」と、ツアー1勝の石川に対し、優作は未勝利というネジレもある。
またオレか−。それでも優作に白羽の矢が立つのは、「優作になら前途有望な高校生を安心して任せられる。さすが『藍ちゃんのお兄ちゃん』ですよ」(ツアー関係者)という人柄のせい。
「ボクもけっこう飛ばしますけど、それを超えるぐらいドンドン飛ばしてもらった方が盛り上がるかな」と、自分の役割を果たしつつ、待望のツアー初優勝を目指す。

